桶仕込の国産有機JAS認証醤油
01木桶仕込み 国産有機醤油
高さ4メートルの巨大な木桶仕込み。全量を木桶仕込みにこだわる蔵元は海外にも目を向けて果敢にチャレンジしています。国産の有機大豆・有機小麦を使用で万能的に使えます。
原材料 : 有機大豆(国産)、有機小麦(国産)、食塩
全量木桶仕込みにこだわる蔵元
足立醸造の醤油は、すべて木桶仕込み。「蔵元特有の味わいを醸し出す微生物にとって、最高に心地よい木桶で熟成させることで、深くまろやかな醤油になる」という足立さんの信念があります。コストと扱いやすさでFRPタンク(強化プラスチック)で仕込んでいるメーカーは多いですが、足立醸造は全量木桶仕込みにすると決心。
以前使用していたFRPタンクを破棄し、2009年3月に高さ約2m・30石(約5400ℓ)の新桶を入れました。さらに2012年春、新工場が完成し何十年と使い続けてきた30石桶43本の隣に、高さ4m直径3m・120石(約2万ℓ)という国内最大級の大桶が7本納入されました。
これらの挑戦によって醸造する醤油の全量が木桶仕込みの丸大豆醤油、その半分以上がオーガニック原料を使ったものに。今ではヨーロッパをはじめ海外のオーガニック基準も満たし輸出もしています。
とても希少な国産有機丸大豆を使用
醤油に使う大豆の種類はいくつかありますが、脱脂加工大豆を使う醤油が82%と圧倒的に多く、丸大豆を使う醤油は18%。そのうち国産丸大豆が2.4%、さらに国産有機丸大豆は0.46%しかありません。その希少な国産有機丸大豆・有機小麦・赤穂の海水塩・北播磨の清流杉原川の伏流水を使用し、吉野杉の木桶でじっくり1年〜1年半熟成。
しっかりとした味わいのなかにまろやかさも感じられ、香り高く「おいしい醤油の証」と言われている透き通った赤褐色をしています。かけて使うのはもちろん、料理で火を通すとより一層香りが良くなるので野菜・肉の煮物にもおすすめです。
やさしい甘みのかぼちゃの煮つけ
「おふくろの味」といえばかぼちゃの煮つけ…という方もいるのでは?私もその一人で、我が家は少ししっとりとしたかぼちゃの煮つけでした。小さな国産有機で作るとまさにその味で、少ししっかりとした醤油の味わいにほんのり砂糖の甘みが加わって、かぼちゃそのものの甘みが引き立ちます。
マヨネーズと混ぜて野菜につけて
すぐに作れる醤油マヨをよく冷やしたトマトにつけて。小さな国産有機醤油の優しいまろやかな味わいとコクが、トマトの酸味を抑え甘みを引き立ててくれます。トマト以外でもブロッコリーやアスパラなどにつけて、マヨネーズだけでは味わうことのできないコクをぜひ試し下さい。青臭さが苦手な方におすすめです。
足立醸造
兵庫県多可郡
明治29年(1896年)創業。国産原料と木桶仕込みへのこだわり。2009年から新桶の製造を桶職人に依頼し、2012年には2万リットル超の大桶も導入。蔵元の詳細