遠藤さんは醤油を造って半世紀
58大杉樽仕込 おつけもん
50年以上醤油を造り続けている遠藤さんは「うちの醤油は特徴がないからなぁ・・・」と、とことん謙虚。木桶仕込みの醤油に鰹節と昆布エキスをバランスよく加えただし醤油。
原材料 :しょうゆ(国内製造)、米発酵調味料、砂糖混合ぶどう糖果糖液糖、濃縮合わせだし(かつお節・宗田かつお節・さば節)、昆布エキス、砂糖、酵母エキス(一部に、大豆、小麦を含む)
醤油造りに携わって半世紀の遠藤さんがつくる天然醸造醤油
大正6年創業、仕込み蔵は創業当時のままで30石(約5,400リットル)の杉の大桶が30本以上整然と並んでいます。醤油の原料となる大豆と小麦から麹を造る室は8石を仕込める大きさで、1石が約180キロなので1,500キロを一度に仕込める大容量。
木桶に仕込んだ諸味は、夏場は発酵によってプツプツと声をあげます。朝起きると仕込み蔵に入ってこの諸味の声を聞くことが先代からの教えで、我が子のように丁寧に声を聞いて菌を大切に育てていくそうです。そして自然環境の中で熟成される天然醸造醤油は二年以上の時をこの蔵で過ごします。
バランスのとれただし醤油
杉の大桶で長期熟成した本醸造醤油をベースに、かつお節・さば節・昆布エキスでだし感はたっぷりと、砂糖などで甘みを加えたこだわりのだし醤油。醤油のうま味もだしのうま味もバランスが良いのでかけ醤油として、お漬物はもちろん焼き魚・納豆・卵かけご飯・おひたし・湯豆腐など食卓のかけ醤油として幅広くお使いいただけます。
お客様に好評 湯豆腐
湯豆腐はぽん酢派の方も多いかと思いますが、おつけもんは湯豆腐におすすめです。長期熟成の醤油感をしっかり感じることのできるだし醤油なので、薄まって物足りなくなる感じもなく最後までおいしくお召し上がりいただけます。柚子胡椒などピリッとアクセントになる薬味との相性も抜群ですよ。
「湯豆腐におすすめはどれ?」と質問のお客様におつけもんをおすすめすると、数日後再来店され「とてもおいしかったわ‼主人がとても気に入ってまた買ってきてと!」と大変喜んでいただけました。
常備菜作りにも
かけ醤油として活躍することの多いおつけもんですが、自分で作るお漬物にも大活躍します。おつけもんに酢と赤唐辛子とお好みの甘さに砂糖を加えるだけで失敗なし。醤油+だし+砂糖のバランスが取れているおつけもんのおかげです。
特におすすめは新ごぼう。一般的なごぼうに比べて柔らかく上品で優しい味に仕上がります。
遠藤醤油
滋賀県守山市
1917年(大正6年)創業。1926年(昭和元年)に新築された仕込み蔵には杉の大桶がずらり。醤油造りが大好きで、醤油の話になるといつもニコニコ顔になる遠藤善和さん。蔵元の詳細