ほんのり感じる甘みは米が決め手
11生醤油
宮沢賢治の生誕の地としても知られる岩手県花巻市。豊かな田園風景が広がる中で、岩手県産ナンブシロメの丸大豆と早池峰霊水を仕込水に使用。純粋な素材による濃口醤油です。
原材料 : 大豆(岩手県産)、小麦、食塩、米
銘水早池峰霊水を仕込に使用
岩手県産ナンブシロメの丸大豆とナンブ小麦という、岩手県の自然が育てた最高級の原料と非常にこだわりのある水を仕込みに使っている生醤油。その水は岩手県屈指の高峰“早池峰山麓”一帯の雪解け水が、長い年月をかけて山肌に浸みこみ濾過された地下水“早池峰霊水”。地下150mから汲み上げられまろやかな味わいがあり、ミネラルたっぷりで特にマグネシウムを豊富に含んでいます。
更に岩手県産の米麹を加えることで、うま味の強いしっかりとした醤油感の中に米の自然な甘みを感じるふくよかな味わいです。地元の原料を用いた県産良品に与えられる“岩手県ふるさと認証”を受けています。
明治時代から受け継がれてきた木桶で熟成
醤油蔵の中には昔ながらの木桶が並んでおり、春夏秋冬の自然の温度の中で熟成しています。発酵期間中に諸味をかき混ぜる撹拌という作業があり、近年は機械で空気を送り込んでかき混ぜる方式が多いですが、佐々長醸造では“かい棒”を使っての手作業を続けています。
大きな杉桶なので撹拌1回あたり1時間をゆうに越え大変な重労働となりますが、手作業で行えば諸味と対話をしながらゆっくりと発酵を促進させることができるからと手作業を続けているとのこと。
魚の煮つけに
身はふっくらときれいな照り具合が食欲をそそる白身魚の煮つけには、生醤油がおすすめ。ほんのり米の甘みを感じるしっかりとしたうま味の強い濃いめの煮汁が、脂ののった白身魚に染み込みふわふわで柔らかな身が口の中にとろけます。そのまま飲めるほどうま味のある本みりんを使うと、砂糖なしでもすっきりとした上品な甘さに仕上がりますが、甘めが好きな方は砂糖を加えても◎。
汁物に自然の甘みをプラス
色味が濃くなりすぎずしっかりと味がつく生醤油は、汁物やスープにも使いやすいです。米の自然な甘みが全体をまろやかで優しい味わいに仕上げてくれます。ぜひ具だくさんのけんちん汁でおためしください!
佐々長醸造
岩手県花巻市
明治39年創業。岩手県花巻市は宮沢賢治の生誕の地でもあります。仕込みに使われる早池峰霊水は、早池峰山の雪解け水が蛇紋岩層を400年かけて自然ろ過されたもの。蔵元の詳細