好物、納豆。
弓削多醤油/木桶仕込しょうゆ
「大粒納豆には、タレよりこの醤油を。納豆を包み込むほどよい”醤油感”が、納豆好きにはたまらないんです」
国産大豆使用で入門編としておすすめしたい万能タイプ。舌の上にしょっぱさだけが残らないのがしっかり熟成されている証。かけ醤油から調理まで使い勝手の安心感があります。
原材料 :大豆(国内産、遺伝子組換えでない)、小麦(国内産)、食塩
醤油を五感で体験できる場所「醤遊王国」
埼玉県日高市ののどかな田園風景に車を走らせると、気軽に自由に見学ができる「醤遊王国」があります。名物の醤油ソフトクリームや卵かけご飯などを楽しめる飲食コーナーをはじめ、たくさんの木桶が並んでいる蔵を上から覗いたり、木桶で仕込んだもろ味の搾り体験もできたりと、まさに醤油の王国。工場見学は予約不要で常時開催されています。
醤油をもっと身近に、気軽に楽しく経験できるようにと2006年にオープンした「醤遊王国」ですが、顧客を蔵の中に迎え入れるスタイルは、当時の醤油業界では珍しく、同業者も見学に訪れたそうです。
木桶で仕込む濃口醤油の入門編として
木桶仕込しょうゆは埼玉県産の丸大豆と小麦を杉の木桶で一年熟成。香り良く豆感もしっかりしながら柔らかい味わいで、使い勝手は抜群。濃口の入門編としておすすめです。「昔も今もお客様の多くが地元の方で、造る醤油のほとんどが地元の食に根付く濃口です」と四代目の弓削多洋一さん。ラーメン屋さんからも高い支持を得ていて、無化調ラーメンとして有名なラーメン屋さんも使っているそうです。
普通の納豆に
「納豆におすすめはどれですか?」と店頭で質問をいただくことがとても多いです。スーパーで売られている普通の納豆にはこの木桶仕込みしょうゆを。普通の納豆は若干の苦みやえぐみが感じられるので、セットで付いているタレはだし醤油の場合が多いですが、そのだし入りが苦手…という方にはおすすめです。大豆+醤油の一体感を味わえて苦みやえぐみも気にならなくなりますよ。
みりんと合わせてやさしい味わいに
柔らかい味わいの木桶仕込みしょうゆは調理に使うとやさしい味わいに仕上がります。みりんと合わせて魚の照り焼きや自家製なめたけをお試しください。
常備菜としても重宝するなめたけは、瓶詰の市販品を買わなくても実は短時間でとっても簡単に作れます。えのきを三等分に切り、醤油:みりん:酒=2:2:1と一緒に鍋に入れ少しとろみがつくまで炒り煮するだけ。みりんの甘みと醤油のまろやかさでやさしい味わいのなめたけは、ご飯や豆腐にのせたり卵焼きに混ぜたりとさまざまなアレンジが可能。卵かけご飯の醤油の代わりに使うと、とろっとまろやかでついついおかわりしちゃいますよ。
醤油と酢とラー油の絶妙なバランス
餃子のタレとして、醤油:酢:ラー油=1:1:1で合わせてみてください。豆感の強い木桶仕込みしょうゆは、酢のさっぱりさもラー油の辛味もバランスよくしてくれます。辛口が好きな方はラー油を多めにしても◎。パリッ!ジュワッ!もぐもぐの繰り返しでご飯もビールも止まりません。
弓削多醤油
埼玉県日高市
大正12年創業。「醤油は食品なので安心して口に入れられるものでなくてはいけない、醤油は調味料なのでうまくなければ意味がない。」同蔵が運営する「醤遊王国」も人気。